EDという言葉は最近テレビや紙面などでもよく見られるようになっていて、聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。EDは日本語に訳せば勃起不全です。その名前の通り性行為時に男性器が勃起できなくなる現象を繰り返す場合にEDを疑います。一般的にEDと聞くと全く勃起しない状態を指しますが、医学的にEDと診断されるケースはもっと広いです。

例えば、勃起するまでに時間がかかる場合でも通常の人よりも勃起に対する障害があると認められるためEDと診断されますし、勃起をすることが出来ても性行為をしている最中に勃起状態が維持できずに抜けてしまい、それ以上性行為が続行できなくなるようなケースも立派なEDです。つまり、男性器が正常に勃起できないことによって満足に性行為を出来ない状態である場合は全てEDであると診断されます。

また、EDの深刻な症状の一つに膣内射精障害があります。膣内射精障害とはどのような状態かというと、その名前通り膣内での射精が上手くいかない状態の事を指します。膣内射精障害になると、精子が子宮に供給されないため、妊娠して子供を授かりたいと思っても妊娠することができません。

早漏や遅漏という言葉は男性器の障害の一つとしてよく聞かれる言葉ですが、射精までの時間があまりに短すぎる早漏も、あまりに時間がかかり過ぎる遅漏も立派な膣内射精障害、EDの症状の一つです。膣内射精障害の症状を訴える男性の中にはマスターベーションでは普通に射精することが出来るのに女性との性行為では射精が正常に行われないというケースも存在します。

性行為というのは恋人同士や結婚した夫婦にとって思っているよりも重要なウエイトを占めています。実際に性行為で満足できないがために別れを選びカップルや夫婦は一定数存在します。EDに悩んでいる男性は治療が必要とされる人数だけでも1000万人以上いると言われています。つまりEDという病気は他人事などではなく、とても身近であり、誰でもかかりうる病気なのです。

EDは生活習慣病と密接な関係があると言われているため、ただ男性器が勃起しないだけだと軽く考えない方が良い現象です。

EDの原因

EDの原因には大きく分けると心因性のものと、器質性のものとに分けられます。EDを発症する年代としては40代から団塊の世代といわれる60代までがもっとも比率が多くなっています。

上記の年代の人は会社では最も重要な地位にいる人が多いです、その為常日頃仕事でのストレスを感じています。

性的興奮を得て男性器が勃起するためには矛盾しているようですが、心がリラックスしていることが必須となっています。しかし毎日のように仕事でのストレスを感じていて、翌日の仕事の事で頭がいっぱいだと性的興奮を感じていても心がリラックスできていません。そのため全く勃起できなかったり、勃起するまで時間がかかったり、途中で硬さを失うというような勃起障害を起こすのです。

心因性ED

最近、20代の比較的若い人にもEDに悩んでいる人が多いと言われていますが、若年性EDの原因はほとんどが心因性によるものです。

心因性EDの原因としては性行為に集中できないことの他に過去の性行為に関するトラウマがあります。過去に性行為が上手くいかずにパートナーに迷惑をかけた経験があると、そのことが頭から離れず同じことを繰り返すのではという恐怖感から性行為に集中できなくなるのです。

器質性ED

器質性というのは心因性のような精神的なことが原因ではなく、身体的な不調が原因によってEDWを発症するケースです。

男性器が勃起するためには男性器自体に大量の血液が流れている必要があります。ところが毎日の悪い生活習慣などによって動脈硬化を起こしている場合は男性器に十分な血液が流れなくなります。その結果、勃起しなかったり性行為に必要な硬さを維持できなくなったりします。

また、過去に神経系統の治療や手術をしている場合も性的興奮による脳内信号の伝達が上手くいかなくなってEDを発症することがあります。